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思考・哲学

心を整えるための一冊――『自省録』が教えてくれる内なる規律

人は、環境が変わったときや、思うように物事が進まないときほど、心が揺れ動きます。そんなとき、自分を立て直すための「拠り所」を持っているかどうかで、その後の歩みは大きく変わるのではないでしょうか。私にとって、その拠り所が「自省録」です。古代ロ...
思考・哲学

なぜ“聖書とシェイクスピア”なのか――西洋文学を深く読むための共通言語

海外文学を読んでいて、こんな感覚を持ったことはないだろうか。「面白い。でも、どこか“取りこぼしている気がする”」物語は理解できる。しかし、その奥にある何かが見えない。その違和感の正体は、「知識不足」ではなく、“共通言語の欠如”かもしれない。...
思考・哲学

“鵜呑み読書”からの脱却――思考する読書が人生を変える理由

本を読んで「学んだ気」になっていた時期がある。線を引き、頷き、知識として覚える。それで満足していた。しかし、あるとき気づく。それは「理解」ではなく、「受信」にすぎなかったのではないか、と。読書とは、本当に“知識を増やす行為”なのか。それとも...
思考・哲学

“変人”が組織を進化させる――自由論に学ぶ個性の価値

最近あらためて読み返した一冊があります。19世紀イギリスの哲学者、ジョン・スチュアート・ミルの『自由論』です。第2章では「反対意見の重要性」が語られていましたが、第3章で扱われているテーマはさらに興味深いものです。それが、「個性の価値」。あ...
思考・哲学

反対意見は“敵”ではなく“資産”である――自由論に学ぶ思考の鍛え方

海上自衛隊時代に読んだ一冊に、強く印象に残っている本があります。それが、19世紀イギリスの哲学者、ジョン・スチュアート・ミルの『自由論』です。この本の第2章では、「反対意見」がいかに重要かが徹底的に論じられています。当時の私は、「なるほど」...
思考・哲学

「対面の魔力――なぜ人は“顔が見えない”と残酷になれるのか」― 異邦人とためらいの倫理学から考える人間理解

コロナ禍をきっかけに、改めて注目された作品があります。それが、アルベール・カミュの『ペスト』です。その流れの中で、もう一つの代表作である『異邦人』を手に取った方も多いのではないでしょうか。主人公ムルソーが放つ、あまりにも有名な一言。「太陽の...
思考・哲学

暴走する知性はなぜ生まれるのか――「罪と罰」が突きつける人間の限界

ドストエフスキーの代表作『罪と罰』を読みながら、私はある問いに強く惹きつけられました。それは、「知性は人を救うのか、それとも破壊するのか」という問いです。主人公ラスコーリニコフは、決して愚かな人物ではありません。むしろ高い知性と教養を持った...
思考・哲学

AI時代に、なぜいま『大学』を読むのか――失われた「言葉」と「生き方」を取り戻すために

かつて、日本の学校には必ずと言っていいほど、薪を背負いながら本を読む少年の像が置かれていました。二宮金次郎です。彼が読んでいた書物は、『大学』。江戸時代の武士にとって必須教養であった四書五経の一つです。では、生成AIが文章を書いてくれる現代...
思考・哲学

“必殺技”を捨てた人からうまくいく──遠回りに見える最短ルートの話

人はつい、「これさえやれば一発でうまくいく方法」に惹かれてしまう。ダイエット、仕事、勉強、自己啓発。どの分野にも必ず、“一撃で結果が出る方法”のようなものが存在する。しかし、その多くは長続きしない。むしろ、遠回りに見える地道な方法のほうが、...
思考・哲学

なぜニコマコス倫理学は退屈なのか―― 本質に迫る「否定から考える」思考法

正直に言うと、最初に読んだときの感想はこうだった。「退屈すぎる」入院中、時間を持て余して手に取ったアリストテレスの『ニコマコス倫理学』。しかしその内容は、派手な主張もなければ、一気に理解が進む爽快感もない。ひたすら地道に、あるテーマについて...
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