糸谷哲郎(将棋棋士)が、藤井聡太に逆襲!香川愛生との関係は?

今回は、将棋界の生きるレジェンド、

藤井聡太(ふじいそうた)への逆襲に成功した

糸谷哲郎(いとだにてつろう)を紹介します。

 

糸谷哲郎といえば、

ネットで香川愛生(かがわまなお)との関係

うわさされていることでも有名ですよね。

 

糸谷哲郎の幼少期の天才エピソードは?

高校・大学は?大学院での研究テーマは?

 

超絶インテリ将棋棋士と名高い糸谷哲郎に迫ります。

 

ちなみに、糸谷哲郎は筆者のわたしにとって、かなり「推し」の棋士のひとりです。

糸谷哲郎が藤井聡太に一矢報いた?過去には竜王獲得!糸谷哲郎のプロフィール紹介!

糸谷哲郎のプロフィールを紹介します。(2025年8月現在)

生年月日:1988年10月5日生まれ(36歳)

出身地:広島県広島市

段 位:八段

棋士番号:260

師 匠:森信雄(もりのぶお)七段

棋戦クラス:竜王戦2組、順位戦A級

タイトル獲得数:竜王1期

目 標:「新手一生」「一生涯新しい手を指し続ける」「自分じゃないと指せないような将棋を見ていただきたい」

趣 味:スイーツ、麻耶雄嵩(まやゆたか)の推理小説、ロック(ライブハウスにも足を運ぶ)、マジック・ザ・ギャザリング(戦略トレーディングカードゲームで、日本選手権トップ16という成績を残した)

 

竜王戦2組、順位戦A級ということで、

文句なしのトップ棋士です。

また、2014年には、

森内俊之(もりうちとしゆき)竜王から

竜王位を奪取しています。

 

そんなトップ棋士の糸谷哲郎八段でも、

あの将棋の化け物の藤井聡太を相手に、

0勝8敗という散々な成績でした。

トップ棋士相手に

こうまでしてやりこめてしまう

藤井聡太、心底恐るべしです。

勝負の世界はこうも厳しいものなのかと、

背筋が凍ります。

 

・・・しかし、2025年2月25日、

叡王戦本戦トーナメントの準決勝

藤井聡太に100手で勝利し、

念願の1勝を返すことができました!

 

以前、

「有吉木曜バラエティ[街のホロ酔いさんインタビュー]有吉&粗品に愚痴りませんか??」

というテレビ番組で、

取材班が棋士数名の飲み会に取材した際、

飲み会参加者に糸谷哲郎八段がいらっしゃいました!

 

「藤井聡太さんに勝てない」

「引退するまでに1勝したい」

と語っておられていたのをよく覚えています。

 

今回、見事勝利されてトップ棋士の意地を見せ、

夢をかなえることができ、本当によかったです!

おめでとうございます!

 

できれば、藤井聡太さん相手に2勝、3勝と、

勝ち星を重ねてほしいですね。

糸谷哲郎と香川愛生の気になる関係は?

糸谷哲郎といえば、香川愛生女流四段

ネットでは2人の関係がうわさされています。

 

うわさの発端は、

第27期竜王戦7番勝負の第1局

当時、挑戦者だった糸谷哲郎を応援するために、

香川愛生が

対局場であるハワイにまでわざわざ飛んでいったのだとか。

 

しかも当時、香川愛生は女流王将であり、

女流王将の防衛戦の第2局と第3局の合間という、

ただでさえ神経が削られ、

自分のことに集中していたい重要な時期。

 

そんな大事な時期に

糸谷哲郎を応援しにいったということは、

2人の間では色恋の関係があるのではないかと、

ファンの間ではもっぱらうわさされていました。

 

そのようなうわさに対し、

糸谷哲郎も香川愛生も、

関係については肯定も否定もしていませんが、

香川愛生のYouTubeやxでは、

頻繁に糸谷哲郎が登場し、

和気あいあいとされています。

 

ただ、筆者のわたしとしては、

冷めたことを言うようですが、

特に色恋の関係はないのではないのかなと思います。

わざわざハワイに行ったのも、

糸谷哲郎を尊敬しているからでしょうし、

尊敬していることはすでに公言されています。

尊敬しているひとは、全力で応援したくなるものです。

それを、つきあってるとまで考えるのは、

希望的観測に近いのではないのかなと個人的には思います。

 

ちなみに、糸谷哲郎と香川愛生の関係について、

糸谷哲郎のお父様は、

「ああ、香川愛生さんだね。もしそうなれば、親としては嬉しい。でも、変なことを言うと息子に叱られるから、僕からは何も言えない(笑)」 引用記事:Sports Graphic Number Web

と語っており、

お父様としては息子さんと香川愛生の関係に

かすかな希望を見出されているようです。

糸谷哲郎、「怪物くん」の名前の由来は?「怪物くん」ならではの豪快な反則紹介!

糸谷哲郎は、プロ入り後のデビュー戦で、

当時六段で後のA級棋士の橋本崇載八段を撃破し、

橋本八段が「強すぎる、怪物だ」とうめいたことから、

「怪物くん」と呼ばれるようになりました。

 

橋本崇載八段

NHK将棋トーナメントのインタビュー動画で

ものまね芸を披露して、

将棋ファンどころか、

将棋を知らない層まで沸かせたお茶目な一面を持っていましたが、

そんな彼がいかにも言いそうな言葉だなと

筆者のわたしは思いました。

 

自分を負かした新参四段を

こんなふうにおおっぴらにほめることって、

なかなかできることではないですよね。

(いろいろありはしましたが)

そういう素直なところ、率直に尊敬します。

 

・・・話を戻しますが、

そんな「怪物くん」は、

そのあだ名にふさわしいエピソードがあります。

 

まずは、豪快な反則です。

それは、奨励会時代の対局(糸谷哲郎3級VS佐藤天彦1級)での出来事でした。

勝勢を築いていた糸谷3級でしたが、

銀取りの一手を指す際、

取った銀を本来なら自分の駒台に置くところを、

なんと相手の駒台に置いてしまいました(汗)

 

異例の事態を、糸谷3級は当時幹事だった

井上慶太(いのうえけいた)八段に申告し、

その場で反則負けを言い渡されました。

 

号泣して悔しがる糸谷少年に、井上慶太八段は、

「いやぁ、こんな手は初めてやで。君は大物かもしれんなぁ」

「君がプロになったらこれが糸谷伝説になるんやから」

となだめられ、やっと機嫌を直したのだとか。

 

ちなみに、なぜ取った銀を相手の駒台に置いたのか。

考えられる理由としては、棋譜並べの影響が考えられます。

棋譜並べとは、

棋譜を見ながら将棋盤の駒を動かすという

将棋の勉強法の一種なのですが、

その時に動作として、

取られた駒を相手の駒台に置くという動作が発生します。

 

おそらくですが、その動作が身に沁みついてしまっていて、

肝心の対局の場で出てしまったものと思われます。

 

なんというか、

将棋の勉強に夢中だった糸谷少年らしいエピソードですよね。

あきれるどころか、感心さえしてしまいます。

 

そして、2つ目の「怪物くん」エピソードとしては、

プロ最短手数の「39手」の対局があります。

2011年の第60回NHK杯準決勝で、

丸山忠久九段相手に39手で勝利しました。

相手のちょっとしたミスに機敏に対応した、

まさに「怪物くん」の名に恥じない将棋でした。

しかも、持ち時間をほとんど使わない、持ち前の超早指し

・・・相手の丸山忠久九段の心中をお察ししてしまいます。

ちなみに、今はあまり「怪物くん」とは言われなくなりましたね。

「ダニー」というあだ名が最近では主流になっています。

糸谷哲郎の幼少期の天才エピソードは?

「怪物くん」の異名を持つ糸谷哲郎八段。

そんな糸谷哲郎八段は、

幼少期からすでに怪物くんでした。

幼少期から、

いわゆる赤ちゃん言葉は一切使わず、

お父様に言わせると、

小さい大人と話しているような

不思議な感覚を覚えたそうです。

 

そしてなんと2歳頃から

漢字は相当読めていたんだとか。

普通にすごすぎますね(笑)

 

また、無類の読書好きで、

小学生低学年で三国志を読破し、

本は1日3冊読み、

「ミヒャエル・エンデから入り、小学生の時には古本屋通い。星新一、小松左京、司馬遼太郎、高学年になると純文学に手を出して」 引用記事:大阪大学HP

と語っており、

小学生にして見事な早熟っぷりを発揮しております。

中学生になって学校の図書委員になってからは、

本を1日8冊読むまでになりました。

のちの「怪物くん」の独特の個性は、

こういったすさまじい読書体験からも形作られていったんですね。

 

ちなみに、筆者のわたしが

中学2年の頃に読んだ将棋世界2007年1月号に、

プロになったばかりの

18歳の糸谷新四段のインタビュー記事があったのですが、

「記録係に価値を感じない」

と、タブーにも触れるような発言をしており、

若いのに随分とふてぶてしいひとが現れたな

感心してしまいました(笑)

(あの頃と比べると、今は相当性格が丸く、お茶目になりましたよね)

 

そんな「怪物くん」のお父様(康宏さん)は、

東大工学部で機械工学を専攻し、

同大学院で修士課程を修了後、

中国電力のエンジニアとして勤務された経歴を持ちます。

また、母方の祖父は、マルクス経済学が専門の大学教授で、

哲学にも造詣が深かったんだとか。

 

怪物くんは、生まれるべくして生まれてきた天才児だった

ということがよくわかります。

糸谷哲郎の経歴は?高校・大学はあの名門!大学院ではなにを研究?

糸谷哲郎の経歴は以下のとおりです。

広島学院中・高等学校

大阪大学文学部

大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了(修士(文学))

 

錚々(そうそう)たる経歴ですね。

出身の広島学院中・高等学校は、

2025年度は東大合格者を8名輩出するほどの名門校です。

いかにも神童の誉れ高い彼が進みそうな学校ですね。

 

その後、大阪大学文学部、そして同大学院で

ドイツの哲学者ハイデッガーを研究しました。

修士論文の「現存在と存在者の関わり」は、

ハイデッガー研究者の米国人哲学者、

ヒューバート・ドレイファスの存在論をテーマにしたのだとか。

タイトル獲得歴のある棋士が

修士以上の学位を授与されるのは史上初なんだそうです。

 

糸谷哲郎八段は、

大学院在学中に竜王戦に出場し、

タイトルを奪取されております。

少なからぬ棋士や女流棋士が、

将棋と学業の両立に苦しんでいる中で、

見事に両者を両立させ、

あまつさえタイトルも獲得するのはもはや異常で、

月並みな言い方ですが

天才としか形容のしようがありません。

 

将棋と哲学の関係について

糸谷哲郎八段に言わせると、

「意識的に狙っているわけではありませんが、互いがリフレッシュ効果をもたらしています。一つのことだけをやっているよりは、頭の使い方を変えるだけで、ほかの考え方もよくなるということはあります。」 引用記事:大阪大学HP

と語っています。

難解な哲学がリフレッシュになるんですね。

頭を使うこと自体、

相当お好きなのがよくわかるご発言です。

研究内容も学問的に極めて高度であろう、

いかにも難しそうなテーマですよね(汗)

 

ハイデッガーについては、

「面白いですね。私も修士を卒業しただけですから、とても偉そうなことは申せませんが、非常に面白いと思います。ただし、哲学の本を読み物として楽しむのであればニーチェのほうをおすすめしますね。ハイデガーはガチャガチャとした文章なので、一読して面白いと感じられるようなものではなく、読んでどうしてそうなのかを考えないと面白くなって来ないとは思いますね。」 引用記事:公研HP

と語っています。

 

糸谷哲郎が薦(すす)めたニーチェは、

筆者のわたしが以前、知的俗物根性を発揮して、

ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語り」や

「善悪の彼岸」「道徳の系譜」を手に取って読んでみたのですが、

あまりに内容がちんぷんかんぷんで、

どれも最初の10ページくらいで匙(さじ)を投げた苦い思い出があります・・・(笑)

そのニーチェをおすすめできるくらい理解できるということは、

幼少期からの壮絶な多読の賜物(たまもの)なのでしょうね。

そんな頭を持った人になってみたかったです。

 

そんなインテリすぎる糸谷哲郎ですが、

将棋の実力は本当に申し分ないので、

藤井聡太や永瀬拓矢といった超規格外の若手や、

羽生善治といった大ベテランに負けずに、

タイトル戦に登場して棋界を盛り上げていってほしいです。

 

糸谷哲郎八段のますますの活躍を祈念します!

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